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/ 2026-07-20
2026-07-20(月)配信
セキュリティ脅威情報
本日の内容(全7件)
■ 脅威動向(5件)
Project Jupyterのjupyterlab-gitにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Adobe Commerce等における不適切な出力エンコードの脆弱性
WordPressのRCE脆弱性「wp2shell」について
UAC-0145、ClickFixを用いた攻撃
NGINXの深刻な脆弱性CVE-2026-42533
■ 注目事例(2件)
🔄 [続報] 日本KFC、物流委託先の不正アクセスによる影響
🔄 [続報] 埼玉縣信用金庫、提携先での情報漏洩について周知
■ 脅威動向
脆弱性
Project Jupyterのjupyterlab-gitにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Project Jupyterのjupyterlab-gitにおいて、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在します。具体的には、PlainTextDiff.tsのcreateHeader()メソッドにおいて、コミット履歴内のリネームされたファイル名をレンダリングする際、適切にサニタイズせず直接innerHTMLへ渡す処理が行われています。このため、攻撃者が細工したファイル名を含むリポジトリを被害者が閲覧し、Git履歴タブのリネーム差分を確認した場合、被害者のブラウザ上で任意のJavaScriptが実行される可能性があります。CVSSスコアは9.0(Critical)であり、悪用された場合の影響が大きいため、速やかな対応が求められます。
対象ソフト
JupyterLab Gitは、データ分析や機械学習の環境として広く利用されるJupyterLabにおいて、Gitによるバージョン管理を統合するための拡張機能である。
影響
攻撃者が細工したファイル名を含むリポジトリを被害者が閲覧することで、被害者のブラウザ上で任意のスクリプトが実行され、セッション情報の窃取や意図しない操作が行われる可能性がある。
対応策
本脆弱性はバージョン0.54.0で修正されている。該当製品を利用している場合は、速やかにバージョン0.54.0以降へアップデートすること。
出典:
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2026/JVNDB-2026-023888.html
脆弱性
Adobe Commerce等における不適切な出力エンコードの脆弱性
📰 過去報告:7/19
Adobe Commerceおよび関連製品において、不適切な出力のエンコードまたはエスケープ処理に起因する脆弱性が存在する。攻撃者はこの脆弱性を悪用することで、現在のユーザーの権限で任意のコードを実行する可能性がある。本脆弱性はネットワーク経由でリモートから悪用可能であり、攻撃の前提条件としてユーザーの操作を必要としない。CVSSスコアが10.0と極めて高く、システム全体が侵害されるリスクがあるため、早急な対応が必要である。
7/19に報告されたApache製品等の脆弱性と同様、リモートから任意のコードを実行される恐れのある極めて深刻な脆弱性です。対象となる環境では、早急に修正パッチの適用などの対応を検討してください。
対象ソフト
Adobe Commerce(旧Magento)は、中堅
大規模企業向けのECサイト構築
運用プラットフォームである。
影響
攻撃成功時、システム上で任意のコードが実行され、機密情報の漏洩、データの改ざん、またはサービス停止などの深刻な被害が発生する可能性がある。
対応策
JVN DBを参照し、ベンダーから提供されている最新のセキュリティパッチを適用すること。
出典:
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2026/JVNDB-2026-023890.html
WordPressのRCE脆弱性「wp2shell」について
📰 過去報告:7/18
WordPress CoreのREST API処理およびWP_Queryパラメータの不備を組み合わせた、認証不要のリモートコード実行(RCE)攻撃チェーン。攻撃者はこれを悪用して管理者権限の取得や任意コード実行が可能となります。
7/18に報告したWordPressの認証不要RCE脆弱性について、詳細な脆弱性チェーン「wp2shell」やCVE番号が公開されました。自動更新が適用されているか、改めて確認を推奨します。
主要なTTP
REST APIバッチ処理の検証迂回(CVE-2026-63030)
WP_Queryパラメータを悪用したSQLインジェクション(CVE-2026-60137)
上記を組み合わせた未認証での管理者アカウント作成またはコード実行
対象となる組織・利用者
WordPress 6.9.0〜6.9.4および7.0.0〜7.0.1を利用しているすべての組織。
推奨される防御アクション
WordPressを最新の修正版(7.0.2等)へ直ちに更新する
自動更新が適用されているか管理画面で確認する
更新が困難な場合は、WAFによる防御ルール適用や緩和策プラグインの導入を検討する
出典:
https://piyolog.hatenadiary.jp/entry/2026/07/19/181822
UAC-0145、ClickFixを用いた攻撃
ロシアのSandworm傘下グループUAC-0145が、偽のCAPTCHAを悪用してユーザーにPowerShellコマンドを実行させ、マルウェアを感染させる「ClickFix」攻撃を展開しています。この手法は、Webサイトの閲覧者を標的にし、情報窃取やバックドア設置を目的としています。
主要なTTP
偽のCAPTCHAを用いたユーザーへのPowerShellコマンド実行誘導
Cloaking.HouseによるトラフィックフィルタリングとSMARTAXEによる動的なWebコンテンツ改変
EtherHiding技術によるリモートリソース取得
Android端末への偽セキュリティツール(APK)配布によるバックドア設置
対象となる組織・利用者
Webサイトを運営する組織、および従業員の端末セキュリティを管理する情シス担当者。
推奨される防御アクション
ユーザーに対し、ブラウザ上で表示されたコマンドを端末で実行しないよう教育
Webサイトの改ざん監視と、不審なスクリプトの実行防止
エンドポイントでのPowerShell実行ログの監視と制限
信頼できないソースからのアプリインストールを禁止するポリシーの運用
出典:
https://thehackernews.com/2026/07/uac-0145-uses-clickfix-captchas-to.html
NGINXの深刻な脆弱性CVE-2026-42533
NGINXのスクリプトエンジンにおけるヒープバッファオーバーフローの脆弱性です。特定の正規表現ベースの「map」設定を使用している環境において、認証されていない攻撃者が細工されたHTTPリクエストを送ることで、ワーカープロセスのクラッシュやリモートコード実行を誘発する恐れがあります。
主要なTTP
正規表現ベースの「map」ディレクティブの悪用
二段階評価の不整合を利用したバッファサイズの誤算
細工されたHTTPリクエストによるヒープ領域のオーバーフロー
対象となる組織・利用者
NGINX(Core, Plus, Ingress Controller, Gateway Fabric, App Protect WAF等)を運用している全組織。
推奨される防御アクション
NGINX 1.30.4 / 1.31.3、NGINX Plus 37.0.3.1 へのアップデート
パッチ適用が困難な場合、正規表現ベースのmapを名前付きキャプチャに変更する(ただし完全な修正にはならない点に注意)
設定ファイル内に脆弱なパターン(mapと数値キャプチャの組み合わせ)が含まれていないか確認
出典:
https://thehackernews.com/2026/07/critical-nginx-vulnerability-can-crash.html
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■ 注目事例
🔄 [続報] 日本KFC、物流委託先の不正アクセスによる影響
📰 過去報告:7/16
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社は、食材配送を委託しているニチレイロジグループで発生した不正アクセスによるシステム障害の影響を報告しました。これに伴い、全店舗で配送遅延やメニュー制限が発生しており、現在順次復旧を進めています。
7/16報告のニチレイにおけるシステム障害の続報。配送委託先である日本KFCにおいて、全店舗での配送遅延やメニュー制限などの具体的な影響が発生していることが公表されました。
攻撃手法(確認済み)
物流委託先であるニチレイロジグループにおける不正アクセスに起因するシステム障害。
攻撃手法(推測)
委託先の基幹システムがランサムウェア等の攻撃を受けた可能性があります。
自組織チェックポイント
自社のサプライチェーンにおいて、主要な委託先のセキュリティインシデント発生時の代替手段(BCP)を策定しているか
委託先とのシステム連携において、リスク評価やセキュリティ基準の確認を定期的に行っているか
委託先の障害発生時、自社への影響を迅速に把握・公表するための連絡体制が整備されているか
出典:
https://japan.kfc.co.jp/news_release/8160
🔄 [続報] 埼玉縣信用金庫、提携先での情報漏洩について周知
📰 過去報告:7/15, 7/14
埼玉縣信用金庫は、提携先であるアフラック生命保険の契約者専用サイトが第三者による不正アクセスを受け、同金庫の顧客情報が漏洩した可能性があると公表しました。対象となる顧客には、アフラック生命保険より個別に通知が行われる予定です。
7/15に報告したアフラック生命保険への不正アクセスに伴い、提携先である埼玉縣信用金庫でも顧客情報漏洩の可能性が公表されました。対象顧客には個別通知が行われます。
攻撃手法(確認済み)
公表情報からは不明です。アフラック生命保険の契約者専用サイトに対する第三者の不正アクセスとされています。
攻撃手法(推測)
Webサイトや顧客ポータルサイトを狙った攻撃であることから、認証情報の不正利用や、サイトの脆弱性を突いた侵入の可能性があります。
自組織チェックポイント
顧客向けポータルサイト等の公開システムにおいて、多要素認証(MFA)を導入しているか
外部公開しているWebアプリケーションに対し、定期的な脆弱性診断を実施しているか
委託先や提携先から提供される顧客情報の取り扱いについて、定期的なセキュリティ監査を行っているか
万が一の漏洩発生時に備え、影響を受ける顧客への通知プロセスやサポート体制を整備しているか
出典:
https://www.saishin.co.jp/_news/contents/21316.html
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この内容は 2026-07-20 に配信されました。