脅威動向  2026-10-15(木)配信

公開AIモデルを用いたChromeフルチェーン攻撃の実証

セキュリティ企業XBOWの研究チームが、OpenAIの公開モデル「GPT-5.6 Sol」を利用したAIエージェントを活用し、6日間でGoogle Chromeのフルチェーン脆弱性エクスプロイトを作成したと発表しました。この攻撃は3つの脆弱性を連鎖させ、ウェブページを読み込むだけでWindows環境で任意のコードを実行するもので、Googleはすべての脆弱性を修正し、最高額の賞金を支払いました。
脅威の概要
セキュリティ企業XBOWが、OpenAIの公開モデル「GPT-5.6 Sol」を用いたAIエージェントを活用し、Google Chromeの3つの脆弱性を連鎖させたフルチェーンのエクスプロイトを6日間で構築した事例。JavaScriptエンジン(V8)、WebP画像デコーダー、クラッシュハンドラー(Crashpad)の脆弱性を組み合わせ、ユーザーがウェブページを読み込むだけでWindows環境での任意のコード実行を可能にするものでした。
主要なTTP
V8エンジンのメモリ制御を掌握する脆弱性(CVE-2026-85045)の悪用
Animated-WebP画像デコーダーの脆弱性を用いた内側サンドボックスからの脱出
Crashpad(クラッシュハンドラー)の脆弱性(CVE-2026-78952)を用いたシステム上の完全なコード実行
対象となる組織・利用者
Google Chromeを利用している組織、およびブラウザ経由の高度な脆弱性攻撃に備えるセキュリティ担当者。
推奨される防御アクション
Google Chromeを最新バージョン(152.0.7977.82以降)にアップデートし、ブラウザを再起動する
ブラウザの自動更新が適用されていることを確認する

明日のセキュリティ脅威情報も、あなたのメールに。

毎朝、攻撃手口の理解と自組織の脅威判断に役立つ情報をお届けします。購読は無料、配信停止はいつでも可能です。

無料で購読する →