脅威動向  2026-10-16(金)配信

NGINX、RCEの可能性やTLS不具合など5件の脆弱性を修正

NGINXは安定版1.30.6およびメインライン版1.31.7を公開し、リモートコード実行の可能性を含む5件の脆弱性を修正しました。F5によると、メモリ管理やTLSセッション処理などに不具合があり、特定の構成で影響を受けます。
脅威の概要
NGINXは、ヒープオーバーフローによるワーカープロセスのクラッシュやコード実行のおそれがある3件のメモリ管理の不具合(CVE-2026-15176、CVE-2026-93479、CVE-2026-97205)や、クライアント証明書検証を回避するおそれがあるTLSセッション処理の不具合(CVE-2026-97629)、HTTP/3リクエスト処理の不具合(CVE-2026-95101)を含む計5件の脆弱性を修正しました。
主要なTTP
特定の構成条件(aliasとrewriteの併用、正規表現map、AIOとSSIの有効化、HTTP/3、共有TLSセッションキャッシュ)の悪用
ヒープオーバーフローやUAFを利用したワーカープロセスのクラッシュおよびコード実行の試行
HTTP/3通信における不正なバイトデータの挿入によるバックエンドへのリクエスト混入
対象となる組織・利用者
NGINX(安定版1.30系、メインライン版1.31系、および古い分岐)を運用している組織。
推奨される防御アクション
NGINXを安定版1.30.6またはメインライン版1.31.7にアップグレードする
アップグレードが困難な場合は、各脆弱性に関連する設定(alias、$request_filename、regex map、AIO、SSI、HTTP/3、共有TLSセッションキャッシュなど)を無効化する等の回避策を適用する

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