2026-10-18(日)配信

セキュリティ脅威情報

■ 要対応(緊急度が高く、多くの組織で対応が必要な事案)
ConnectWiseの認証情報流出、M365テナント173件に不正アクセス
ConnectWise Cloud Backup(旧SkyKick)のMicrosoft 365向け認証情報が侵害され、攻撃者がこれを利用して173件の顧客・パートナーテナントに不正にサインインしたことが判明しました。攻撃者は、アプリケーションが持つ広範な権限により、メールボックスやファイルを読み取れる状態にあったとされます。ConnectWiseは対応として、Cloud Backupアプリケーションへのアクセスを当面停止しました。
なぜご自身の組織で確認すべきか自組織のMicrosoft 365環境において、該当アプリケーションの導入有無や不審なサインインログがないかを確認する必要があるため。
攻撃手法(確認済み)
侵害されたConnectWise Cloud Backup(旧SkyKick)のOAuthアプリケーション認証情報(AppID: 506e08f9-6e9a-4da4-942b-a099a03644ae)およびIPアドレス「144.172.64.128」からのサービスプリンシパル認証により、顧客およびパートナーのMicrosoft 365テナントへ不正にサインインした。アプリケーションが持つ既存の同意権限(メール、OneDrive、SharePoint、Teams、ディレクトリデータへのアクセス)を悪用し、テナント間で移動が行われた。また、一部のテナントではConnectWiseの別のTeams向けアプリがGlobal Administratorロールを付与し、他の管理アプリに新しいクレデンシャルを追加してバックドアを構築する動きが確認された。
自組織チェックポイント
Microsoft Entra Admin Centerのサインインログ(サービスプリンシパル)で、AppID「506e08f9-6e9a-4da4-942b-a099a03644ae」や不審なIPアドレス(144.172.64.128)からのアクセス記録がないか
ConnectWise Cloud Backupまたは関連するCloud Managementアプリケーションがテナントにインストール・同意されていないか
Entraの監査ログで、ConnectWiseやSkyKick関連のアプリケーションがGlobal Administratorなどのディレクトリロールに自身を追加していないか、または信頼されたアプリに新しいクレデンシャルが追加されていないか
MALFEXの悪意あるnpmパッケージ「imgdecode」
セキュリティ研究者が、Windowsシステムを狙うソフトウェアサプライチェーン攻撃キャンペーン「MALFEX」に関連する悪意あるnpmパッケージ「imgdecode」を発見しました。このパッケージはコンソールから読み込まれると、GitHubから暗号化されたシェルコードを取得・復号し、dllhost.exeプロセスへインジェクションする仕組みを備えています。
なぜご自身の組織で確認すべきか自組織の開発環境やシステムにおいて、悪意あるnpmパッケージが依存関係に含まれていないか確認する必要があるため。

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■ 注目事例
🔄 [続報] リゾートトラスト、不正アクセスによる個人情報漏洩を公表
📰 過去報告:10/11
リゾートトラストは、統合予約サイトへの第三者からの不正アクセスにより、一部のグループ会員および「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」の予約者に関する個人情報が漏洩したことを公表しました。これに伴い、該当システムの停止や個別連絡、本人確認の強化などの対応を実施しています。
10/11 報告分の続報です。
攻撃手法(確認済み)
「統合予約サイト」のシステムに対して第三者からの不正アクセスが行われたことが確認されていますが、具体的な侵入経路や手法については明記されていません。
自組織チェックポイント
外部に公開している予約システム等のWebアプリケーションに対して、不正アクセスを検知・遮断できる仕組みが導入されているか
予約システム等の管理権限やアクセス制御が適切に管理されているか
Studio、クラウド環境への不正アクセスで情報流出のおそれ
Studioは、同社のクラウド環境に第三者が不正アクセスし、ユーザー情報や各種設定内容、外部サービス連携の認証情報などが流出した可能性があると公表しました。不正アクセスの期間は2026年9月30日から10月1日で、10月14日までに脆弱性の修正と経路遮断を実施しています。
10/17 報告のフラーの事例に関連し、プラットフォーム「Studio」の提供元からもクラウド環境への不正アクセスが公表されました。同サービスを利用中の組織は確認を推奨します。
攻撃手法(確認済み)
クラウド環境への第三者による不正アクセス。具体的な侵入経路は公表文中で明らかにされていません。
攻撃手法(推測)
脆弱性の修正と経路遮断が実施されたことから、クラウド環境やアプリケーションの未修正の脆弱性を悪用した侵入の可能性があります。(根拠:公表文において「脆弱性修正と経路遮断を実施した」と記載されているため。)
自組織チェックポイント
自組織で利用しているクラウド環境やWebアプリケーションに、未修正の脆弱性が放置されていないか
東京ガス山梨、委託先への不正アクセスで漏洩の可能性がある情報が約770件追加
東京ガス山梨は、業務委託先の株式会社両毛システムズが受けた不正アクセスに関連し、新たに約770件の個人情報が漏洩した可能性があると発表しました。これにより、漏洩の可能性がある情報は合計で約3,800件となりました。対象者には書面による個別通知を行っています。
攻撃手法(確認済み)
業務委託先である株式会社両毛システムズの社内ネットワークが外部からの不正アクセスを受けたことによるものですが、具体的な侵入経路や手法については公表されていません。
攻撃手法(推測)
外部からの不正アクセスを受けていることから、ネットワーク境界の脆弱性やリモートアクセス環境を狙った攻撃を受けた可能性があります。(根拠:公表文において業務委託先の社内ネットワークが外部からの不正アクセスを受けたことが明記されているため。)
自組織チェックポイント
業務委託先に対して実施しているセキュリティ監査や管理体制の見直しが行われているか
日建学院の講習システムに不正アクセス、個人情報流出の可能性
公益財団法人マンション管理センターが実施する事前確認講習に関連し、株式会社日建学院が運営する事前確認講習システムが第三者による不正アクセスを受けたことが判明しました。受講者3,597名の個人情報が外部へ流出した可能性があります。
攻撃手法(確認済み)
事前確認講習システムに対して第三者による不正アクセスが行われたとされていますが、具体的な侵入経路や手口については明記されていません。
攻撃手法(推測)
受講者向けの講習管理システムが標的となっていることから、Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃や、管理アカウントの認証情報不備などを悪用した侵入の可能性があります。(根拠:外部からインターネット経由で利用される講習システムにおいて不正アクセスが発生している事案では、Webアプリケーションの脆弱性や認証情報の不備が侵入経路として利用されるケースが多く見られます。)
自組織チェックポイント
外部に公開している講習システムなどのWebアプリケーションに既知の脆弱性が残っていないか
土佐市、災害情報配信システムで情報漏えいのおそれ
土佐市は、利用しているメール配信サービス「SpeeCAN RAIDEN」の運営事業者である株式会社アルカディアが第三者による不正アクセスを受けたことに伴い、災害連絡メール及び緊急通報システムの利用者情報が漏洩した可能性があると公表しました。現在、事業者において詳細な調査が進められています。
攻撃手法(確認済み)
サービス提供事業者である株式会社アルカディアが第三者による不正アクセスを受けたと公表されていますが、具体的な侵入経路や手法については明らかにされていません。
攻撃手法(推測)
サービス提供事業者のシステムや管理画面を狙った脆弱性の悪用、あるいは認証情報の不正利用などの可能性があります。(根拠:外部からの第三者による不正アクセスを受けたとの記述があるため、一般的な外部からのシステム侵入手法が想定されます。)

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この内容は 2026-10-18 に配信されました。