2026-10-12(月)配信

セキュリティ脅威情報

■ 脅威動向
脆弱性JetBrains ExposedにおけるSQLインジェクションの脆弱性
JetBrains Exposed 1.5.1未満には、SQLインジェクションの脆弱性が存在する。本脆弱性は、複数のSQL関数においてエスケープ処理されていない文字列引数が渡されることに起因しており、攻撃者によって悪意あるSQLクエリが実行されるおそれがある。CVSS基本値は9.8(Critical)と評価されており、影響範囲や深刻度が極めて高いため迅速な確認と対応が求められる。
対象ソフト
JetBrains Exposedは、Kotlin向けの軽量なSQLフレームワーク(ORMライブラリ)であり、データベース操作を型安全に行うために多くの開発プロジェクトやアプリケーションで利用されている。
影響
攻撃者が悪意ある文字列を細工して入力することにより、任意のSQLコマンドが実行され、データベース内の機密情報の窃取、改ざん、あるいはシステムの破壊といった深刻な被害を受けるおそれがある。
脆弱性Red Hat gvisor-tap-vsockのパス走査の脆弱性
Red Hatのgvisor-tap-vsockが提供するネットワークフォワーダーであるgvproxyにおいて、パス走査の脆弱性が存在する。認証されていない/services/forwarder/exposeエンドポイントが呼び出し元から提供されたソケットパスを検証しないため、攻撃者がホストシステム上の任意のファイルを削除することが可能となる。
対象ソフト
gvproxyは、gvisor-tap-vsockパッケージによって提供されるネットワークフォワーダーであり、仮想環境とホスト間のネットワーク通信を中継するために使用される。
影響
攻撃者によってホストシステム上の任意のファイルが削除される可能性がある。

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■ 注目事例
マピオン、不正アクセスでメールアドレス流出
株式会社ONE COMPATHが運営する地図検索サービス「Mapion」において、第三者による不正アクセスが発生し、ユーザーのメールアドレス計1,185件が外部に流出したことが判明しました。パスワードや決済情報は含まれておらず、二次被害は確認されていません。
攻撃手法(確認済み)
公表文では「当社システムの一部に対する不正アクセス」およびアプリ・Webサイトに対する不正アクセスの発生が記載されていますが、具体的な侵入経路や手法については明らかにされていません。
攻撃手法(推測)
不正アクセスの対象となったWebページへのアクセス遮断やアプリシステムの認証情報変更・停止を実施していることから、Webアプリケーションの脆弱性悪用や認証機能を狙った攻撃の可能性があります。
自組織チェックポイント
Webサイトやアプリケーションにおいて、不正アクセスにつながる脆弱性や認証機能の不備がないか点検しているか
アクセス増加や異常な通信を検知・遮断できる仕組みが導入されているか
IDCフロンティア、Zenlogicへの影響を否定
IDCフロンティアは、同社の一部システムで発生した不正アクセスに関する報道等に関連し、「Zenlogic」サービスに対する不正アクセスや影響は現時点で確認されていないと公表しました。安全確保のため一部のお手続き等を制限しているほか、利用者に対して定期的なバックアップや2段階認証の設定、パスワードの厳格化を呼びかけています。
攻撃手法(確認済み)
公表文では一部システムへの不正アクセスが発生したとされていますが、Zenlogicサービスへの不正アクセスや影響は確認されていません。具体的な侵入経路等の詳細については記載されていません。
自組織チェックポイント
カスタマーポータルへのアクセスに2段階認証が設定されているか
第三者に推測されにくい複雑なパスワードが設定されているか

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この内容は 2026-10-12 に配信されました。