Sentry-JavascriptのNext.js向けSDKにおいて、tunnelRoute機能を使用する際にミドルウェアのバイパスが発生する脆弱性が存在する。SDKはブラウザイベントをサーバーのトンネルパスへ転送する際、ミドルウェアによる拒否を防ぐためにリクエストのミドルウェア処理をスキップする。しかし、このスキップ対象の範囲がリクエストのリライト範囲よりも広く設定されているため、トンネルパス配下の特定のリクエストに対してミドルウェアが実行されない状態となる。これにより、認可チェックをミドルウェアのみに依存している場合に意図しないアクセスが発生する可能性がある。
対象ソフト
Sentry-Javascriptは、エラー追跡やパフォーマンスモニタリングを提供するSentryのJavaScript向けSDKであり、Next.jsなどのフレームワークと統合して利用される。
影響
攻撃者や該当パスへアクセスするユーザーからのリクエストにおいて、アプリケーションのミドルウェアによる認可チェックがバイパスされ、本来保護されるべきルートへ到達する可能性がある。
対応策
9.47.2、10.75.2、11.0.0-rc.1以降にアップグレードすること。また、tunnelRouteのパス設定を変更するか、認可をルートやレイアウト等でも強制することが回避策として挙げられている。