2026-10-23(金)配信
セキュリティ脅威情報
本日の内容(全20件)
■ 要対応(緊急度が高く、多くの組織で対応が必要な事案)
⚠️ [継続注意] PHPの深刻なRCE脆弱性「PHP2Shell」で悪用の試みを観測
📰 過去報告:10/22
プログラミング言語「PHP」に認証なしでリモートからコードを実行できる2件の深刻な脆弱性「PHP2Shell」が見つかり、開発チームが修正版を公開しました。すでに悪用を試みる攻撃が観測されており、サポートが終了しているバージョンを含むPHP 5.4以降が影響を受けると指摘されています。
10/22 報告の PHP の脆弱性(CVE-2026-109618)について、悪用を試みる攻撃が観測されました。未対応の環境は早急に修正版へのアップデート対応を推奨します。
なぜご自身の組織で確認すべきか 「PHP」において悪用の試みが確認された深刻なリモートコード実行脆弱性が存在するため、自組織のWebサーバ環境の確認と修正版の適用が必要なため。
Arista、VeloCloudのSQLインジェクションを警告
Arista Networksは、VeloCloud Orchestrator(VCO)に存在するゼロデイのSQLインジェクション脆弱性(CVE-2026-114625)が悪用されているとして警告を発しました。認証済みのユーザーが権限を昇格できるおそれがあり、同社は修正版の適用を呼びかけています。
なぜご自身の組織で確認すべきか 「Arista VeloCloud Orchestrator」において悪用が確認されたゼロデイ脆弱性が存在するため、自組織での利用状況の確認と修正版の適用等の対応が必要なため。
脆弱性 Next.js の画像最適化 API における認証不要の遠隔コード実行の脆弱性
Next.js の画像最適化 API において、SVG ファイルが使用された際に、依存するアップストリームライブラリのメモリ関連の脆弱性に起因する認証不要の遠隔コード実行(RCE)が発生するおそれがある。本脆弱性は、glibc ベースの Linux 環境で Next.js が動作している場合に影響を及ぼし、信頼できない画像ファイルを処理する際に重大なリスクとなる。
なぜご自身の組織で確認すべきか 「Next.js」において画像処理に起因する未認証のリモートコード実行脆弱性が公表されているため、自組織で運用するWebアプリケーションのパッケージ更新が必要なため。
影響
攻撃者によって遠隔からコードが実行され、システムが乗っ取られたり任意のコマンドが実行されたりするおそれがある。
対応策
npm パッケージ next をバージョン 15.5.28 以降、または 16.4.1 以降にアップグレードすること。また、Next.js が使用する sharp のバージョンを 0.35.5 以降に確保すること。
🔄 [続報] Cisco Expresswayに深刻な脆弱性、修正版公開
📰 過去報告:10/22
Cisco Systemsは、ビデオ会議関連製品「Cisco Expresswayシリーズ」に複数の脆弱性が判明したと発表しました。リモートから認証なしに任意のOSコマンドを実行できる脆弱性などが含まれており、同社は修正版やアドバイザリを公開しています。
10/22 に報告した脆弱性(CVE-2026-76466)に関する続報です。
なぜご自身の組織で確認すべきか 「Cisco Expressway」においてroot権限で任意のOSコマンドが実行される深刻な脆弱性が公表されているため、自組織で運用中の機器の確認と修正版の適用が必要なため。
■ 脅威動向
脆弱性 Python Imaging Library (Pillow) におけるメモリ破損と任意のコード実行の脆弱性
Python Imaging Library (Pillow) のマルチフレーム画像ローダーにおいて、フレーム間のモード遷移時に古いネイティブ画像ストレージが再利用されることに起因する脆弱性が存在する。フレーム0で狭いモード(Lなど)用のストレージが割り当てられた後、同一寸法でより広いモード(RGBやCMYKなど)を持つ後続のフレームに切り替わると、Pillowは古いネイティブバッファに対してより広いピクセルデータをデコードしてしまう。これにより、PSD、MPO、DCX、MICなどのフォーマットにおいて、ネイティブ領域での領域外書き込み(Out-of-bounds Write)、領域外読み取り(Out-of-bounds Read)、プロセス強制終了、さらには特定のランタイムプロファイルにおける任意のコード実行を引き起こす可能性がある。
10/22 報告と同じ Pillow について、別の脆弱性が発見されました。Pillow を利用している環境ではアップデート等の対応状況の確認を推奨します。
対象ソフト
Pillowは、Pythonで広く利用されているオープンソースの画像処理ライブラリであり、Webアプリケーションにおける画像アップロード処理やサムネイル生成などで頻繁に使用されている。
影響
攻撃者によって細工されたマルチフレーム画像ファイルを処理させられた場合、アプリケーションのプロセスがクラッシュするサービス妨害(DoS)状態に陥るほか、ネイティブメモリの破損を通じて任意のコードが実行されるおそれがある。
対応策
13.0.0 以降にアップグレードすること。
脆弱性 HPE製品群における複数の重大な脆弱性(計32件)
HPE製品群において、合計32件の脆弱性が公表された。詳細な説明は提供されていないものの、CVSS基本値が最高10に達する極めて重大な脆弱性が複数含まれており、システムの広範囲な侵害につながるおそれがある。
対象ソフト
HPE(Hewlett Packard Enterprise)は、エンタープライズ向けのサーバー、ストレージ、ネットワーク機器、および関連する管理ソフトウェアを提供する世界的なITベンダーである。
影響
攻撃者によるシステムへの不正アクセス、情報の窃取や改ざんなど、深刻な影響が生じるおそれがある。
脆弱性 Cisco製品における不適切なアクセス制御や入力処理などの複数の脆弱性(計3件)
Cisco社が実施した包括的な内部セキュリティレビューの結果、複数の脆弱性が発見された。これらは不適切なアクセス制御、不適切な無効化、外部からアクセス可能なファイルやディレクトリに関する問題に起因しており、CVSS v3.1基本値は9.9のCriticalと評価されている。
対象ソフト
Cisco製品は、企業や組織のネットワークインフラストラクチャや通信を支えるために広く利用されている。
影響
攻撃者によって、システムの制御権の奪取や機密情報の不正取得、システムの改ざんや停止などの深刻な影響を受けるおそれがある。
脆弱性 Sentry-Javascriptにおけるミドルウェアバイパスの脆弱性
Sentry-JavascriptのNext.js向けSDKにおいて、tunnelRoute機能を使用する際にミドルウェアのバイパスが発生する脆弱性が存在する。SDKはブラウザイベントをサーバーのトンネルパスへ転送する際、ミドルウェアによる拒否を防ぐためにリクエストのミドルウェア処理をスキップする。しかし、このスキップ対象の範囲がリクエストのリライト範囲よりも広く設定されているため、トンネルパス配下の特定のリクエストに対してミドルウェアが実行されない状態となる。これにより、認可チェックをミドルウェアのみに依存している場合に意図しないアクセスが発生する可能性がある。
対象ソフト
Sentry-Javascriptは、エラー追跡やパフォーマンスモニタリングを提供するSentryのJavaScript向けSDKであり、Next.jsなどのフレームワークと統合して利用される。
影響
攻撃者や該当パスへアクセスするユーザーからのリクエストにおいて、アプリケーションのミドルウェアによる認可チェックがバイパスされ、本来保護されるべきルートへ到達する可能性がある。
対応策
9.47.2、10.75.2、11.0.0-rc.1以降にアップグレードすること。また、tunnelRouteのパス設定を変更するか、認可をルートやレイアウト等でも強制することが回避策として挙げられている。
脆弱性 DOMPurify のテンプレート処理におけるサニタイズバイパスの脆弱性
DOMPurify において、特定の非デフォルト設定(SAFE_FOR_TEMPLATES: true および DOM を返すモード)を使用している際、アタッチされたシャドウドルート内のテンプレート表現の処理に不備が存在する。攻撃者は、無効な要素によって分離された複数のテキストノードにテンプレート表現を分割して配置することで、サニタイズ処理をすり抜けさせることができる。サニタイズ時に分離要素が削除されると、断片が結合して完全な式となり、下流のテンプレートエンジンによって評価されることで、クライアントサイドではクロスサイトスクリプティング、サーバーサイドのテンプレートコンテキストではテンプレートインジェクションに発展するおそれがある。
対象ソフト
DOMPurify は、ウェブアプリケーションにおいて信頼できない HTML 入力をサニタイズし、クロスサイトスクリプティング(XSS)などの攻撃を防ぐために広く使用されているクライアントサイドのライブラリである。
影響
攻撃者が用意した任意のテンプレート式がサニタイズ後のシャドウドルート内で再結合され、下流のテンプレートエンジンで評価されることにより、クロスサイトスクリプティング(XSS)やテンプレートインジェクションが引き起こされる。
対応策
3.4.17 以降にアップグレードすること
Node.js、Brotliデコーダの脆弱性など10件を修正
Node.jsプロジェクトは、サポート中のリリースライン(22.x、24.x、26.x)向けにセキュリティアップデートを公開し、Brotliデコーダの不具合やTLS証明書の検証バイパスなど計10件の脆弱性を修正しました。
脅威の概要
Node.jsのサポート対象リリースラインにおいて、Brotliデコーダの領域外書き込みによるリモートコード実行(CVE-2026-111497)やTLS証明書の検証バイパスなど、計10件の脆弱性が修正されました。また、危殆化したeMudhraの中間CAキー8個に対する組み込みブロックも追加されています。
主要なTTP
不正な圧縮入力を利用したBrotliデコーダへの領域外書き込み
通常とは異なる形式のIPアドレス指定によるTLSホスト名チェックのバイパス
埋め込みナル文字を含むホスト名の切り詰め(dns.resolve)
対象となる組織・利用者
Node.jsのバージョン22.x、24.x、26.x系を利用している組織。
推奨される防御アクション
Node.jsを各サポートラインの修正済みバージョン(22.23.4、24.22.1、26.12.1以降)にアップデートする
EOLを迎えているNode.js 20.x以前の環境を利用している場合は、サポート中のラインへ移行する
🔄 [続報] 認証局eMudhraの中間証明書、秘密鍵復元の恐れ
📰 過去報告:10/22
インドの認証局eMudhraが発行した中間証明書8件について、署名用の秘密鍵が極めて容易に復元できる状態にあったことが判明しました。ハードウェアセキュリティモジュール(HSM)の鍵生成スクリプトに欠陥があり、不適切な強度の鍵が生成されたことが原因です。各ブラウザベンダーやIT企業は該当証明書の緊急遮断やルート証明書の信頼取り消しなどの対応を進めています。
10/22 報告分の続報。原因はハードウェアセキュリティモジュール(HSM)の鍵生成スクリプトの欠陥で、不適切な強度の鍵が生成されたためと公表されました。
脅威の概要
認証局eMudhraの中間証明書8件において、鍵生成スクリプトの欠陥により極めて強度の低い秘密鍵が誤生成され、第三者が瞬時に復元可能な状態になっていた問題です。悪用された場合、任意のWebサイトのなりすましや通信の盗聴・改ざんにつながる恐れがあり、主要ブラウザやルートプログラムによる証明書の緊急遮断やルート証明書の信頼取り消しが行われています。
主要なTTP
ハードウェアセキュリティモジュール(HSM)上のスクリプトによる極めて強度の低い秘密鍵の生成
公開された証明書からの秘密鍵の瞬時の復元
対象となる組織・利用者
認証局eMudhraの中間証明書やルート証明書を信頼するシステムを運用している組織、およびWebブラウザ以外のHTTPクライアントや言語処理系(curl、Python、Goなど)を利用している組織。
推奨される防御アクション
Webブラウザ以外のソフトウェアやプログラミング言語環境(Goなど)のセキュリティアップデートを適用する
eMudhraの該当する中間証明書およびルート証明書(emSign ECC Root CA - G3など)を信頼ストアから除外する
証明書検証エラーが発生した際に、検証を無効化して回避する設定を行わない
JVN: ISC BINDに複数の脆弱性
JPCERT/CCとIPAが運営するJVNにおいて、ISC BINDに関する複数の脆弱性情報が公開されました。CVE-2026-19630、CVE-2026-94300、CVE-2026-96888、CVE-2026-97313の4件の脆弱性が含まれており、詳細や対策はISCのアドバイザリを参照するよう案内されています。
脅威の概要
ISC BINDにおいて、受信メッセージ処理に関するリソース枯渇や、GSS-TSIGメッセージ処理に伴うメモリ破損、リダイレクトゾーンやRPZ設定に関連する予期せぬ終了を引き起こす複数の脆弱性が公開されました。
対象となる組織・利用者
ISC BINDを運用している組織。
推奨される防御アクション
ISCのアドバイザリを確認し、ISC BINDの修正版を適用する
🔄 [続報] 侵入検知エンジン「Snort 3」に複数脆弱性、Cisco製品にも影響
📰 過去報告:10/22
Cisco Systemsは、侵入検知エンジン「Snort 3」に複数の脆弱性が判明したと発表しました。計算処理の脆弱性や域外書き込みなど4件のCVE番号が割り当てられており、Ciscoの複数製品にも影響が及びます。同社は各製品向けに修正版を提供しています。
10/22 に報告した脆弱性(CVE-2026-20043)に関する続報です。
脅威の概要
オープンソースの侵入検知エンジン「Snort 3」に、計算処理に関する脆弱性や域外への書き込み、不適切な権限管理、リソース消費制御の不備など複数の脆弱性が判明しました。「Cisco Secure Firewall Threat Defense(FTD)」や「Cisco IOS XE」の「Unified Threat Defense(UTD)」など複数のCisco製品も影響を受けます。
対象となる組織・利用者
侵入検知エンジン「Snort 3」や、「Cisco Secure Firewall Threat Defense(FTD)」「Cisco Cyber Vision」「Cisco Meraki MX」「Cisco Secure Access」「Cisco Cloud-delivered Firewall」「Cisco IOS XE(Unified Threat Defense)」などのCisco製品を運用している組織。
推奨される防御アクション
「Snort 3」を「Snort 3.12.4.0」以降にアップデートする
影響を受けるCisco製品向けに提供されている修正版を適用する
HTTP/3サーバーに影響する複数のQPACK脆弱性
セキュリティ企業FoxIOが、HTTP/3のヘッダー圧縮スキームであるQPACKの脆弱性を公表しました。認証不要のリモート攻撃者がHTTP/3サーバーに大きなメモリ増幅を引き起こしてクラッシュさせるおそれがあり、複数のスタックに影響しています。
脅威の概要
HTTP/3のヘッダー圧縮スキームであるQPACKの実装不備により、圧縮されたHTTPヘッダーが展開時に過度に拡大し、メモリ枯渇やCPU高負荷を引き起こす脆弱性が報告されました。攻撃者は認証なしで、少量のデータから最大約4,000倍のメモリ増幅を引き起こすことができます。
主要なTTP
少量の圧縮済みHTTPヘッダーを用いた過大なメモリ消費の誘発
単一のヘッダーエントリに対する多数の1バイト参照によるメモリ増幅
サイズカウンターのオーバーフローを伴う無限ループによるCPU高負荷・接続ブロック
対象となる組織・利用者
quic-go、Cloudflare quiche、lsquic、Bun、h3(hyperium)、aioquicなどのHTTP/3スタックやライブラリを利用している組織。
推奨される防御アクション
quic-goをバージョン0.57.0以降にアップグレードする
Cloudflare quicheをバージョン0.29.3以降にアップグレードする
lsquicをバージョン4.9.0以降にアップグレードする
BunではHTTP/3サーバーを外部に露出させないようにする
h3(Rustライブラリ)では max_field_section_size で適切な制限を設定する
■ 注目事例
カプコン、不正アクセスで最大約1177万件の情報漏洩
株式会社カプコンは、運営するオンライン会員サービス「CAPCOM ID」において第三者による不正アクセスが発生し、メールアドレスやシステム固有の識別情報など最大約1,177万件が外部に漏洩したと発表しました。また、一部のアカウントでパスワードが不正に変更されたことも確認されています。
攻撃手法(確認済み)
公表文では第三者による不正アクセスが発生したとされていますが、具体的な侵入経路や攻撃手法については明記されていません。
攻撃手法(推測)
オンライン会員サービスの共通アカウントシステムに対して不正アクセスが行われ、一部のアカウントでパスワードの不正変更や情報の漏洩が発生していることから、認証情報のリスト攻撃やブルートフォース攻撃、あるいはシステム上の脆弱性を突いた不正侵入の可能性があります。(根拠:「CAPCOM ID」というオンライン会員サービスが標的にされ、特定の複数アカウントでパスワードが不正に変更された事実や、広範な顧客情報がアクセスされた状況から推定されます。)
自組織チェックポイント
外部向けに提供しているWebサービスやアカウント管理システムにおいて、不正なログイン試行や総当たり攻撃を防ぐ対策(多要素認証やレートリミット等)が実装されているか
コロナ、クラウドサービスへの不正アクセスで第2報
株式会社コロナは、利用している外部クラウドサービスへの不正アクセスに関する第2報を公開しました。施工案件に関する情報が流出した可能性があり、氏名や住所など約24,000名分の個人情報および施工関連資料が含まれることが判明しています。特定アカウントの認証情報が漏えいし、多要素認証未設定やパスワードの強度不足もあったとされています。
攻撃手法(確認済み)
外部クラウドサービスの特定アカウントの認証情報が漏えいし、当該アカウントが第三者に利用されてデータがダウンロードされました。また、該当アカウントには多要素認証が設定されておらず、IDとパスワードのみでログイン可能であったほか、パスワードの強度も不十分でした。
攻撃手法(推測)
外部に漏えいした認証情報が不正利用されたことにより発生した可能性が高いと考えられます。(根拠:外部クラウドサービスの特定アカウントの認証情報が漏えいしており、クラウドサービスの操作履歴から当該アカウントを用いたデータのダウンロードを確認したためです。)
自組織チェックポイント
外部クラウドサービスやリモートアクセスのアカウントに多要素認証が設定されているか
十分な強度を持つパスワード運用や定期的な見直しが行われているか
紀宝町、ブラストメール不正アクセスで情報漏洩の可能性
紀宝町は、利用しているメール配信サービス「ブラストメール」の提供元である株式会社ラクスライトクラウドへの不正アクセスにより、契約者の氏名やメールアドレスなどの個人情報が漏洩した可能性があると発表しました。提供元ではサービスを停止し、詳細な調査を進めています。
攻撃手法(確認済み)
外部の第三者がAPI用サーバー2台に侵入してコマンドを実行し、販売管理システムおよびサービスのデータベースに接続してデータを持ち出したこと。侵入経路の詳細は調査中。
攻撃手法(推測)
API用サーバーが不正アクセスの踏み台にされていることから、APIの脆弱性悪用や認証情報の不備を突いて侵入された可能性が考えられます。(根拠:API用サーバー2台が直接侵入を受けてコマンドが実行されている点から、外部公開されているAPI周辺の脆弱性や管理不備が標的になったと推測されます。)
自組織チェックポイント
外部公開しているAPIサーバーや管理画面に対するアクセス制限や監視が適切に行われているか
クラウドサービスや外部委託先におけるセキュリティインシデント発生時の連絡・確認手順が整備されているか
アバハウスインターナショナルに不正アクセス、会員情報流出か
アバハウスインターナショナルは、社内システムへ不正アクセスを受けたと発表しました。海外の第三者による不正なログインを起点に不正プログラムが実行され、会員ID、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、注文情報などの会員情報およびEC受注情報が漏えいした可能性があるとしています。顧客からの不審な返金案内メールに関する問い合わせをきっかけに発覚しました。
攻撃手法(確認済み)
海外の第三者による社内システムへの不正なログインを起点とし、システムの不備を悪用して不正なプログラムが設置・実行され、会員情報やEC受注情報を保管するデータベースへアクセスされた。
攻撃手法(推測)
管理システムのアカウントに対する不正なログインには、推測されやすいパスワードの使用や、認証情報の漏えいが背景にあったことが想起されます。(根拠:社内システムへの不正なログインを起点としてプログラムが設置されたと公表されていることから、初期侵入に認証情報が悪用された可能性が想起されます。)
自組織チェックポイント
社内システムやEC管理システムへのログインにおいて、多要素認証(MFA)が導入されているか
管理システムへのアクセス元IPアドレス制限や認証の強度が適切に設定されているか
ログイン履歴や不審なアクセスを検知する監視体制が整っているか
🔄 [続報] リクルート「カーセンサーnet」等で情報漏えいの可能性
📰 過去報告:10/22
株式会社リクルートは、運営する「カーセンサーnet」と「C-MATCH」への不正アクセスにより、最大3,709,551件の個人情報が外部に漏えいした可能性があると発表しました。同社は不審なアクセスを検知した10月17日午後5時頃より、関連する全サービスの運用を一時停止しています。
10/22 報告分の続報です。
攻撃手法(確認済み)
外部からの不審なアクセスを検知したとのみ記載されており、具体的な侵入経路や手口は公表情報からは不明です。
攻撃手法(推測)
Webアプリケーションの脆弱性悪用や、認証情報の不正使用などを経由してシステムへ侵入された可能性があります。(根拠:外部からの不正アクセスにより、複数サービスにまたがる大量のデータベースや登録情報が閲覧・流出した可能性が確認されているためです。)
自組織チェックポイント
外部からアクセス可能なWebアプリケーションや管理画面に既知の脆弱性が残っていないか
認証情報に対する不正なログイン試行や、多要素認証の導入状況に不備がないか
外部サービスと連携するデータベースへのアクセス権限が最小限に制限されているか
変なホテル、外部サービスの不正アクセスで情報流出か
H.I.S.ホテルホールディングスは、メールマガジン配信に利用している外部サービスが不正アクセスを受けたことを確認しました。ホテル会員約14万人分の氏名およびメールアドレスが外部に流出したおそれがあります。クレジットカード情報は含まれていないとしています。
攻撃手法(確認済み)
メールマガジン配信を委託している外部サービスの運営会社が、外部からの不正アクセスによるハッキング被害を受けたことによるものとされています。
攻撃手法(推測)
外部サービス側のシステム管理上の脆弱性や、不十分な認証設定が悪用された可能性があります。(根拠:外部サービスの運営会社がハッキング被害を受け、不正アクセスによって契約情報や配信先リストが引き出されたと公表されているため。)
自組織チェックポイント
メールマガジン配信などの業務を委託している外部サービスやクラウド環境のセキュリティ状況を把握しているか
明日のセキュリティ脅威情報も、あなたのメールに。
毎朝、攻撃手口の理解と自組織の脅威判断に役立つ情報をお届けします。購読は無料、配信停止はいつでも可能です。
無料で購読する →
この内容は 2026-10-23 に配信されました。