2026-10-22(木)配信
セキュリティ脅威情報
本日の内容(全24件)
■ 要対応(緊急度が高く、多くの組織で対応が必要な事案)
GitLabにクリティカルな脆弱性、CVSS値10.0
GitLabは、CVEベースで12件の脆弱性に対処する緊急セキュリティアップデートを公開しました。特に正規表現コンパイラの整数オーバーフローの脆弱性(CVE-2026-110264)は重要度が「クリティカル」と評価されています。
なぜご自身の組織で確認すべきか 自組織でGitLab(セルフマネージド版)を運用している場合、認証不要で任意のコードが実行される深刻な脆弱性(CVSS 10.0)を修正するため、直ちにパッチを適用する必要があるため。
PHPに深刻なRCE脆弱性2件、修正版が公開
PHP開発チームは、重要度が最も高い「クリティカル」と評価される深刻なRCE脆弱性2件(CVE-2026-109618およびCVE-2026-109619)を公開しました。開発チームは利用者にアップデートを強く呼びかけています。
なぜご自身の組織で確認すべきか 自組織でPHP環境を利用している場合、認証なしでリモートからコードを実行される深刻な脆弱性が確認され悪用の試みも観測されているため、速やかに最新版へのアップデートを適用する必要があるため。
LiteLLMパッケージにサプライチェーン攻撃、認証情報窃取など
PythonパッケージのLiteLLMのバージョン1.107.0がサプライチェーン攻撃を受け、認証情報窃取ツールとバックドアが配信されました。3名のエンジニアのGitHubアカウントからGitHub CLI OAuthトークンが盗まれて悪用されたと報じられています。
なぜご自身の組織で確認すべきか 自組織の開発環境等でPythonパッケージ「LiteLLM」を利用している場合、サプライチェーン攻撃により悪意あるコードが混入したバージョンが配信されたため、該当バージョンの利用確認と資格情報の破棄が必要なため。
攻撃手法(確認済み)
攻撃者は3名のエンジニアのGitHubアカウントから盗まれたとみられるGitHub CLI OAuthトークンを使用し、1名のアカウントでプロジェクトリリースを実行させ、別のアカウントで承認する形で不正なパッケージを公開しました。
攻撃手法(推測)
エンジニアの端末や開発環境が何らかのマルウェアやクレデンシャルスターに感染したことで、GitHub CLI OAuthトークンが窃取された可能性があります。(根拠:開発者のGitHubアカウントのOAuthトークンが不正利用されてリリースプロセスが悪用されたという事実に基づきます。)
自組織チェックポイント
開発環境やエンジニアの端末で、GitHub CLI等の認証トークンが不正に窃取されていないか
パッケージのリリースやデプロイを承認するワークフローに多要素認証や厳格な権限分離が適用されているか
組織内で導入している外部Pythonパッケージのバージョンが不正なものになっていないか
Google「Chrome 156」公開、脆弱性353件を修正
Googleはウェブブラウザ「Chrome」の最新版となる「Chrome 156」をリリースしました。Windows、macOS、Linux向けにアップデートが公開され、クリティカル6件を含む計353件の脆弱性が修正されています。
10/17 報告と同じ Chrome について、計353件の脆弱性を修正する最新版「Chrome 156」が公開されました。速やかなアップデートの適用を推奨します。
なぜご自身の組織で確認すべきか 自組織で利用されているGoogle Chromeにおいて、クリティカルな脆弱性を含む多数の不具合が修正されたため、速やかに最新版へのアップデートを適用する必要があるため。
Oracle、四半期定例パッチで1295件を修正
Oracleは2026年10月20日、四半期定例パッチ「Critical Patch Update」を公開しました。複数製品を対象にのべ1295件の脆弱性を修正し、うち最大値「10.0」の脆弱性も含まれています。
なぜご自身の組織で確認すべきか 自組織でOracle DatabaseやJava SEなどの対象製品を運用している場合、最大深刻度CVSS 10.0を含む多数の脆弱性を修正するため、定例パッチ(CPU)の適用が必要なため。
■ 脅威動向
脆弱性 Cisco製品群における複数の重大な脆弱性(計5件)
Cisco製品群において、内部セキュリティレビューやデータベースサービス機能に起因する複数の重大な脆弱性(合計5件)が公表された。最上位のCVSS基本値は9.8であり、Cisco Expressway Seriesのデータベースサービス機能における脆弱性では、認証されていない遠隔の攻撃者がネットワーク経由で任意のオペレーティングシステムコマンドをroot権限で実行する可能性がある。この問題は永続的Cookieの使用およびクラスタリング時のTLS検証モードにおけるクライアント証明書の不十分な検証に起因している。
対象ソフト
Ciscoの提供する音声通信、コラボレーション、およびネットワークセキュリティ管理製品群であり、企業や組織の通信基盤やインフラストラクチャにおいて広く利用されている。
影響
攻撃者がシステムへのアクセスやCookieの不正利用、または境界外書き込みなどを悪用することで、任意のオペレーティングシステムコマンドの実行やシステムの制御権の奪取など深刻な影響を受けるおそれがある。
脆弱性 Apache Pulsar ManagerやTraffic Serverなどに複数発覚した深刻な脆弱性(計10件)
Apache Software Foundationの製品群において、合計10件の深刻な脆弱性が公表された。Apache Pulsar Managerでは、初期管理者アカウントの作成機能が認証なしで利用可能であり、初期化後も維持されるため、第三者が管理者アカウントを自由に追加できる問題が存在する。また、Apache Traffic Serverにおいては、認証情報の不正利用、プラグインの不適切な設定による外部コマンド制御、TLSセッションの誤用やSNI仮想ホスト間でのクライアント証明書の検証不備、リクエストスマグリング、キャッシュポイズニングにつながる問題など、多岐にわたる重大な脆弱性が含まれている。
対象ソフト
Apache Pulsar Managerは分散メッセージングシステムであるApache Pulsarの管理用Webコンソールであり、Apache Traffic Serverは高性能なリバースプロキシおよびキャッシュサーバーである。
影響
攻撃者によって認証バイパスや不正な管理者アカウントの作成、プロキシのキャッシュ汚染、リクエストスマグリング、さらには機密情報の窃取や不正なリクエスト処理が行われるおそれがある。
対応策
Apache Traffic Serverについては、バージョン 9.2.16、10.1.5、または 10.2.1 にアップグレードすること。
脆弱性 Storybookにおけるオリジン検証不備に起因するコードインジェクションの脆弱性
Storybookのプレビュー環境においてオリジン検証が欠如している問題が存在する。開発サーバーが稼働している状態で悪意あるWebサイトを訪問すると、攻撃者がプレビュー用iframeを介して開発サーバーへ不正なリクエストやイベントを送信するおそれがある。最悪の場合、開発者のプロジェクト内のファイルが不正に書き換えられ、ローカルランタイムによって実行されることで、開発者の権限で任意のコードが実行される危険性がある。
対象ソフト
Storybookは、UIコンポーネントを独立して開発・テストするためのオープンソースのフロントエンドツールであり、多くのWeb開発プロジェクトで利用されている。
影響
攻撃者に悪用された場合、開発者のローカル環境でプロジェクトファイルが不正に変更され、それを契機として任意のコードが実行される可能性がある。
対応策
npm パッケージ storybook および関連パッケージを各修正バージョン(8.6.19、9.1.21、10.6.2、11.0.0-alpha.6 以降)にアップグレードすること。
脆弱性 Python Pillow における Ghostscript 呼び出し時の引数インジェクション脆弱性
Python用画像処理ライブラリの Pillow において、EPS画像の処理時に Ghostscript を呼び出す際、入力ファイルパスのサニタイジングが不十分であるという脆弱性が存在する。攻撃者が Pillow に渡されるファイル名を制御可能な場合、ファイル名にハイフンやアットマークを含めることで Ghostscript のコマンドライン引数を不正にインジェクトし、任意のコマンド実行へと発展させるおそれがある。
対象ソフト
Pillowは、Pythonでさまざまな画像ファイル形式の読み込み、操作、保存を行うために広く利用されている画像処理ライブラリである。
影響
攻撃が成功した場合、Ghostscript の機能を利用して任意のOSコマンドが実行され、システムが侵害される可能性がある。
対応策
13.0.0 以降にアップグレードすること
CISA、PlexやSiemensなどの脆弱性をKEV追加
米CISAは、Plex Media Serverの4つの脆弱性(総称してPlex2Shell)や、Siemens Software Center、SiteGuard Server Editionの脆弱性など計6件をKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに追加し、連邦機関に対応を求めました。
脅威の概要
米CISAは、Plex Media Serverの4件の脆弱性(総称Plex2Shell)、Siemens Software CenterのDLLサイドローディング脆弱性、EG Secure Solutions SiteGuard Server Editionのコマンドインジェクション脆弱性の計6件をKEVカタログに追加しました。Plexの脆弱性については、脅威アクターが悪用して仮想通貨マイナーやプロキシマルウェアを展開していることが報告されています。
主要なTTP
Plex2Shellの4つの脆弱性を連鎖させた認証なしリモートコード実行
Siemens Software CenterのDLLサイドローディング脆弱性を悪用したClickFix攻撃(Romulusプラットフォームの使用)
EG Secure Solutions SiteGuard Server Editionのコマンドインジェクション脆弱性の悪用
対象となる組織・利用者
Plex Media Server、Siemens Software Center、SiteGuard Server Editionを運用している組織。
推奨される防御アクション
Plex Media Serverをバージョン 1.43.3.10861 以降にアップデートする
Siemens Software CenterおよびSiteGuard Server Editionの修正プログラムを適用する
攻撃者、Tor出口リレー300超を乗っ取りSSH接続を傍受
10月上旬、300を超えるTorの出口リレーが乗っ取られ、SSH接続を傍受してパスワードを窃取するサーバーにリダイレクトされる事案が発生しました。Torプロジェクトや研究者の調査により、リレーの設定書き換えやバックドアを悪用した手口が判明し、10月5日までに該当リレーはすべてネットワークから排除されました。
脅威の概要
攻撃者がTorの出口リレーを不正に乗っ取り、出口ポリシーを変更してポート22(SSH)へのトラフィックを独自の中継サーバーに誘導し、接続先のホストキーを偽装してユーザーのパスワードを窃取した事案です。一部のリレーではOpenSSH向けのバックドア「Ebury」が悪用されたことが確認されています。
主要なTTP
リレーの設定ファイル(torrc)を書き換えて出口ポリシーを変更し、ポート22を解放
SSH接続を正規の目的地から攻撃者の中継サーバーへリダイレクト
偽のホストキーを提示してユーザーに受け入れさせ、入力されたパスワードを窃取
Eburyバックドアを用いたLinuxホストへの不正アクセスと権限昇格
対象となる組織・利用者
Torネットワークを利用したリモート接続やインフラ運用を行っている組織、および公開サーバーでSSHのパスワード認証やクレデンシャル管理に懸念のある組織。
推奨される防御アクション
SSH接続時にホストキーの変更や不審な警告が表示された場合はパスワード入力を即座に中止し、認証情報を直ちにローテーションする
公開サーバーにおけるSSHのパスワード認証を無効化し、鍵認証のみに制限する
Eburyバックドアの兆候(/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libkeyutils.so.1.10.2 や不審なプロセスなど)がないかシステムを確認する
中国関連の脅威グループ「Bronze Sandcastle」、DLLサイドローディングでバックドア展開
セキュリティ企業が、新規に確認された中国関連の脅威グループ「Bronze Sandcastle」に関する詳細を公表しました。同グループは2025年中頃からアジアやアフリカの組織を標的に、複数種の正規ソフトウェアを悪用したDLLサイドローディング手法を用いてバックドアを展開しています。
脅威の概要
中国関連の脅威グループ「Bronze Sandcastle」が、正規ソフトウェア(SandboxieやJava、Krita、LINEなど)を悪用したDLLサイドローディング手法により、暗号化された設定ファイルを読み込むバックドアを展開していることが判明しました。このマルウェアはシステム情報の収集やキーストローク・スクショ取得などを行い、メモリ上で実行されるため静的検知を回避する特徴があります。
主要なTTP
Sandboxieなどの正規実行ファイルおよび悪意あるDLL(sbiedll.dll等)を用いたDLLサイドローディングの実行
暗号化された設定ファイル(config.ini)の実行時デコードによるバックドアの動作
ローカルネットワークやユーザーアカウントの列挙、プロセス・キーストローク・スクリーンショットの収集
GitHub APIや外部サイトを介したC2通信および追加タスクの取得
対象となる組織・利用者
アジアやアフリカの組織を標的にする傾向があるほか、一般的な業務用ソフトウェア(LINEやJavaアプリケーション、画像編集ソフト等)が導入されているエンドポイント環境を管理する組織。
推奨される防御アクション
エンドポイントにおいて、DLLがローカルファイルを読み込んだ直後にメモリ上で直接実行されるような挙動(ビヘイビア)を監視する
業務で不要なアプリケーションや、攻撃に悪用されるおそれのある正規ユーティリティ・ツールの実行を制限する
EDR製品を活用し、正規署名された実行ファイルによる予期せぬDLL読み込みや不審なインメモリ活動を検知できるようにする
🔄 [続報] 認証局eMudhra中間証明書、秘密鍵が復元可能
📰 過去報告:10/21
インドの認証局eMudhraの中間証明書8件について、署名用秘密鍵が極めて容易に復元できる状態にあったことが判明しました。主要ブラウザやクラウド事業者などは該当証明書を緊急遮断し、ルート証明書の信頼取り消しなどの対応を進めています。
10/21 報告分の続報。中間証明書8件の署名用秘密鍵が容易に復元できる状態にあったことが判明し、主要ブラウザやクラウド事業者によるルート証明書の信頼取り消しなどの対応が進められています。
脅威の概要
認証局eMudhraの中間証明書8件において、鍵生成時のスクリプトの欠陥により、楕円曲線暗号(P-384)の秘密鍵が極めて強度の低い値で誤生成されていた問題です。公開された証明書から第三者が数ミリ秒で秘密鍵を復元できる状態にあったと報告されています。
主要なTTP
公開された証明書からの秘密鍵の簡易な復元
不正に取得・復元した秘密鍵を用いた任意のWebサイトのなりすまし証明書の発行
対象となる組織・利用者
ブラウザ以外のソフトウェアや、独自に証明書検証・失効確認を行っているシステム・ライブラリ(curl、Python、Go、Javaなど)を運用する組織。
推奨される防御アクション
Webブラウザおよび利用しているプログラミング言語・ライブラリ(Goの修正版等)を速やかにアップデートする
ブラウザ以外の環境で自動更新されない証明書リストや証明書チェーンを確認し、問題の証明書が含まれていないか点検する
証明書エラーが発生した際に、検証を無効にして回避しないようにする
Firefox 158.0.1公開、複数脆弱性と証明書侵害に対処
Mozilla Foundationは、セキュリティアップデート「Firefox 158.0.1」を公開しました。CVEベースで4件の脆弱性に対処したほか、侵害された「eMudhra」の中間証明書をブロックするためのリスト更新を行っています。
10/16 報告と同じ Firefox について、新たなセキュリティアップデート(158.0.1)が公開されました。Firefox 利用環境での適用確認を推奨します。
脅威の概要
Firefox 158.0.1において、SVGコンポーネントの境界条件に関する不備「CVE-2026-113399」や証明書のブロックリストに関する問題「CVE-2026-113470」を含む4件の脆弱性に対処したほか、「eMudhra」の侵害された中間証明書をブロックするリストが更新されました。
対象となる組織・利用者
Firefoxを利用している組織およびエンドポイント。
推奨される防御アクション
Firefoxを「158.0.1」へアップデートする
■ 注目事例
大阪大学、委託先の不適切な管理で情報漏えい
大阪大学は、全学教育用電子計算機システムの運用を委託している日本電気(NEC)から、個人情報を含むファイルが第三者によりダウンロードされていたとの報告を受けたと発表しました。NECが契約に反して無断で協力会社に関与させ、クラウドストレージ上でファイルを共有および保持していたことが原因で、卒業生や在学生、教職員など計77,851人分の個人情報が漏えいしました。
10/21 報告の NEC の事案に関連し、委託元の大阪大学からも公表がありました。同社が無断で関与させた協力会社とのクラウドストレージ共有に起因し、計77,851人分の情報漏えいが判明しています。
攻撃手法(確認済み)
委託先である日本電気株式会社(NEC)が無断で協力会社に関与させ、クラウドストレージ上で個人情報を含むファイルを共有および保持していたところ、第三者により当該ファイルがダウンロードされた。
自組織チェックポイント
委託先が契約に違反して無断で再委託や協力会社とのデータ共有を行っていないか確認する仕組みがあるか
業務上で共有・一時保存した個人情報を含むファイルが、作業終了後にクラウドストレージ等から適切に削除されているか
デジタルアーツ、不正アクセスの痕跡を発見
デジタルアーツは、クラウドサービスの運用環境および社内環境に対する不正アクセスの痕跡を発見したと公表しました。サービス運用に用いる認証情報が第三者に不正に取得されたもので、一部のお客様情報が閲覧された可能性があります。なお、お客様情報の外部への持ち出しや情報の悪用、二次被害は確認されていません。
攻撃手法(確認済み)
クラウドサービスの運用に用いる認証情報が第三者に不正に取得され、それを用いたサービス運用環境への侵入が判明しています。
自組織チェックポイント
クラウドサービスの運用管理において、不正に取得されにくい強固な認証方式(多要素認証等)や適切なアクセス管理が導入されているか
P2C Studio、外部アプリへの不正アクセスで情報漏洩可能性
P2C Studio株式会社は、運営する「Creator Store」で利用している外部アプリが不正アクセスを受け、ストアフロントの一部ページに不正なスクリプトが読み込まれたと公表しました。これにより、指定の時間帯に対象導線で決済を試みた一部のお客様が偽の決済画面に誘導され、クレジットカード情報が漏洩した可能性があります。
攻撃手法(確認済み)
利用している外部アプリへの不正アクセスによりアプリの設定が変更され、ストアフロントの一部ページで不正なスクリプトが読み込まれました。これにより、対象時間帯にチェックアウトへ進んだお客様が正規画面を模した偽の決済画面(フィッシングサイト)に誘導されました。
攻撃手法(推測)
外部アプリの管理アカウントに対する不正ログインや、アプリ提供元の脆弱性を突いた攻撃によりアプリ設定が改ざんされたと考えられます。(根拠:外部アプリへの不正アクセスによってアプリの設定変更やスクリプトの挿入が発生したとされていることから、管理権限の不正奪取やアプリ基盤の脆弱性が悪用された可能性が想起されます。)
自組織チェックポイント
自組織のECサイトやWebサービスにおいて、外部サービスやサードパーティ製アプリが読み込むスクリプトや改ざんを検知・監視する仕組みがあるか
PingCAP、不正アクセスで個人情報漏洩
PingCAPは、第三者が不正取得したアカウントの認証情報を使用して社内システムにアクセスし、データを複製したことにより、日本国内で最大約5万件の個人情報が漏洩したと公表しました。同社は影響を受けた認証情報の無効化やキーのローテーションを実施しています。
攻撃手法(確認済み)
第三者が不正取得したアカウントの認証情報を使用し、社内システムへアクセスしてデータの複製を取得した。
自組織チェックポイント
外部クラウドサービスや社内システムへのアクセスに、漏えいした認証情報だけでは突破できない仕組み(多要素認証等)を導入しているか
アカウントの権限が適切に管理され、不要な権限が付与されたアカウントが存在しないか
クラウドサービスのアクセスログを定期的に確認し、不審なアクセスを検知できる体制になっているか
ふるさとチョイス、不正アクセスで会員情報流出
トラストバンクが運営する「ふるさとチョイス」において第三者による不正アクセスが発生し、会員情報が外部に流出したことが判明しました。被害拡大防止のため、関連サービスを一時停止して外部専門家とともに調査が進められています。
攻撃手法(確認済み)
第三者による不正アクセスが行われたとされていますが、具体的な侵入経路や手口については公表文中で明記されていません。
ヤマト運輸、代金後払いサービスで個人情報流出
ヤマト運輸は、「クロネコ代金後払いサービス」がサイバー攻撃を受け、顧客や加盟店の個人情報が流出したことを明らかにしました。2026年9月28日に侵害を確認し調査を進めていたもので、顧客の氏名や住所、電話番号、商品明細など約526万件や、届け先情報約5万件、加盟店情報約4100件の流出が確認されています。
攻撃手法(確認済み)
サイバー攻撃によりシステムが侵害されたことのみ公表されており、具体的な侵入経路や手口は不明。
自組織チェックポイント
外部からアクセス可能な決済関連システムや顧客管理システムに、脆弱性が残されていないか
決済関連システムへのアクセスログや不審な通信の有無を確認しているか
岩井コスモ証券、委託先の侵害で顧客情報流出と不正取引
岩井コスモ証券は、インターネット取引システムにおいて顧客4975人の氏名やメールアドレスなどの個人情報が流出したことを明らかにしました。システムの運用や保守業務を委託しているトレードワークスのシステムが第三者によって侵害されたもので、意図しない取り引きも確認されています。また、同日には売買管理システムも攻撃を受けたことが判明しています。
攻撃手法(確認済み)
システムの運用・保守業務を委託しているトレードワークスのシステムが第三者によって侵害され、インターネット取引システムおよび売買管理システムが攻撃を受けました。
攻撃手法(推測)
委託先の保守回線やVPN機器などの管理用経路を狙った不正アクセス、または委託先で利用されていた認証情報の窃取などが背景にあったことが想起されます。(根拠:委託先であるトレードワークスのシステムが第三者に侵害されたと公表されており、サプライチェーンを経由した侵入事案で多く見られる保守経路や管理権限を標的とした手口が想定されます。)
自組織チェックポイント
外部の委託先やシステム保守ベンダとの接続経路において、不要なアクセスを制限しているか
委託先との接続に用いるアカウントの多要素認証やアクセス監視が適切に行われているか
自組織のシステムと外部委託先との間のネットワーク分離や権限管理に不備がないか
TeamUpdraft被害、接続キー悪用しWPサイトにバックドア
TeamUpdraftのウェブサイトが不正アクセスを受け、UpdraftCentralなどの接続キーが不正に取得された可能性があると公表されました。攻撃者は有効なキーを使用して接続されたWordPressサイトにバックドアプラグインをインストールし、管理者アカウントを作成するなどの不正な操作を行ったことが確認されています。
攻撃手法(確認済み)
TeamUpdraftのウェブサイトへの不正アクセスにより取得されたUpdraftCentralの接続キーが悪用され、プラグインのリモートプロシージャコール経由で不正なプラグインがインストールされました。
自組織チェックポイント
UpdraftPlusの無料版またはプレミアム版がインストールされ、UpdraftCentralの接続キーが有効になっていたか
WordPressのダッシュボードに身覚えのない管理者アカウント(system_team850など)が作成されていないか
WordPressのプラグイン一覧(Must-Useタブを含む)に身覚えのない不正なプラグインが含まれていないか
レスキューナウ、外部サービス不正アクセスで情報漏洩可能性
株式会社レスキューナウは、利用していたStudio株式会社のクラウド環境において第三者による不正アクセスが発生し、imatomeの「トライアル申込フォーム」に入力された会社名、担当者名、メールアドレスなどの顧客情報が外部に漏洩した可能性があると公表しました。
10/21 報告の TVer の事例と同じく、Studio のクラウド環境への不正アクセスに起因する公表です。同サービスを利用中の組織は影響の確認を推奨します。
攻撃手法(確認済み)
Studio株式会社が提供する外部サービスの脆弱性を悪用した第三者からの不正アクセスにより、クラウド環境内のデータが外部から取得できる状態になっていました。
自組織チェックポイント
自組織が利用している外部サービスやクラウド環境において、脆弱性の修正やアクセス制御が適切に行われているか確認する仕組みがあるか
リクルート、不正アクセスで最大371万件の個人情報漏えいか
リクルートは、中古車情報サイト「カーセンサーnet」や業務支援サービス「C-MATCH」などが外部から不正アクセスを受け、利用者や取引先の個人情報が最大370万9551件漏えいした可能性があると発表しました。関連システムへの不審なアクセスを検知したため、関連する全サービスを一時停止して調査を進めています。
攻撃手法(確認済み)
公表文では外部からの不正アクセスを受けたとのみ記載されており、具体的な侵入経路や手口の詳細については公表されていません。
攻撃手法(推測)
Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃や、管理アカウントの認証情報漏えいなどを経由してシステムへ侵入された可能性があります。(根拠:「カーセンサーnet」や「C-MATCH」といったWebサービスや業務支援システムが標的にされており、外部からの不正アクセスによって大量のデータが流出した形跡があることから上記の可能性が想起されます。)
自組織チェックポイント
外部向けに公開しているWebサービスや業務支援システムのアクセスログに不審な挙動がないか
管理者アカウントの認証情報が適切に管理され、多要素認証が導入されているか
利用しているWebアプリケーションや関連システムに既知の脆弱性が残っていないか
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この内容は 2026-10-22 に配信されました。